小樽
住吉神社
百貫神輿
宮納式
1997年5月25日、小樽住吉神社百貫神輿がきらびやかに蘇りました。
百貫神輿は重さ百貫(約375キロ)以上、幅が約1.6m、高さが2m近くあり、大正時代の中期に作成されました。かつては7月の住吉神社例大祭に担がれていましたが、戦後、祭りへの参加者が減り、しばらく蔵で眠っていました。1989年、現天皇の即位をきっかけに45年ぶりに復活。しかし老朽化が進んでおり、扉や柱が損傷したため、1996年6月に千葉県市原市の神輿メーカー「中台神輿製作所」に全面改装を依頼、従来の関西風の静かに渡御する造りを威勢良く担ぎ上げる関東風に総て手作業で改装しました。星野昭雄祢宜(ねぎ)は「百貫神輿は大正から昭和にかけて繁栄した小樽のシンボルでもある。神輿の復活は文化伝承や祭りの活性化への期待もこめている」と話しています。この日、お昼前に、無事、神社へ奉納されました。宮納式に参加した団体は「住吉神社氏子青年会」、「小樽北海睦」、「小樽三四郎会」、「小樽龍祭會」、「北海男塾」他、市内、道内の団体が参加しました。(詳細は後日、アップします)  
午前10時過ぎ、中台社長の三本締めではじまり、はじまり!
神輿01
小柄ながら男性顔負けで無心で担いでいた美しい女性の担ぎ手
担いだ姿が絵になる、凄い存在感の担ぎ手。
この日は住吉神社氏子青年会の代表として、宮納式を仕切った「栗島義郎氏」。
お疲れ様でした。
少し遅い北海道の桜と境内前に納められる「百貫神輿」。これからまた新しい歴史が始まります。
例大祭神輿渡御(2006.7.15)


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