96年小樽観光に関して
小樽市が市内観光スポット7ヶ所に設置しているご意見箱の1996年度の集計結果
「運河と倉庫群が良い。異国の雰囲気。」
「明治、大正時代のロマンがある。」
「地元の人が親切。さり気ない心配りを感じた。」
「寿司や魚やアイスクリームが美味しかった。」
「各歴史的建造物に説明板があり、理解が深まった。」
「交通の便が良い。」
「ロシアの人が多く、エキゾチックな雰囲気。」
「街全体がごみごみしている。」
「道を尋ねたら、冷たくあしらわれた。」
「電柱や看板が美観を損ねている。」
「レストランのウェートレスが横暴。」
「強引な客引きのいる寿司屋があった。」
「飲食店やみやげ店の閉店時間が早すぎる。」
「駐車場やトイレが少ない。」
「観光化されすぎている。」
「坂がきつい」
「運河にカヌーやゴンドラを浮かべてはどうか。」
「駅周辺に観光施設があると良い。」
「特産品をもっと開発してみては。」
「子供の遊べる施設があると良い。」
「市場めぐりのツアーを企画したらうけるかも。」
「運河や倉庫に関するサミットを開催してみては。」
「このままの小樽であってほしい。」
「観光化されすぎている。」
「坂がきつい」
小樽市が市内観光スポット6ヶ所で調査員が聞き取りで行った1996年度の集計結果
(対象人数は4200人です。)
小樽観光にやって来た理由 | 人 数 | パーセント |
運河や街の景観に魅力を感じて | 1826 | 43.5% |
ガラスとオルゴール | 1554 | 37.0% |
寿司を中心とした「食べ物」 | 1171 | 27.9% |
その他では「裕次郎記念館」、「水族館」、「温泉」などがあげられました。
まとめ
1996年度の小樽観光の入り込みは約5,510,000人でした。道外客が過去最高の1,530,000人で宿泊客も570,000人で前年度比5.5%の伸びをみせ、「滞在型、通年化への動き」と歓迎しています。
私、個人の意見です。
古くからの歴史的建造物が売り物のなっているのは当然の事ですね。魅力的な場所はこの他に「裕次郎記念館」や「小樽水族館」があげられてますが、小樽の街はその歴史的な歩みによって「文学」、「美術」、「工芸」をアピール出来る施設が小さすぎる様な気がします。最近、江別に「セラミック(煉瓦を中心とした)」に関するセンターが出来たと聞きました。小樽に必要な施設はもっと大きな「文学館」、「美術館」、「博物館」、それと企業や個人が主体で頑張っている「ガラス」や「工芸」や「寿司」などの集大成の施設、「ガラス記念館」、「工芸博物館」、「寿司博物館」の様な施設を企画し、小樽全体の「文化都市化」を進めるべきだと思います。また、歴史的な小樽の街は歴史的な人(ご老人)も多く「福祉都市」としても発展させるべきだと思います。更に、子供が楽しめる施設の拡充も忘れてはいけません。子供の頃は「小樽公園」が楽しかった記憶がありますが、大人になった今も同じ様な施設で、大人の観光に付き合わせた子供が楽しめる様にすべきではないでしょうか。歴史的資産に恵まれた小樽は「ご老人」や「観光客」そして「子供」に優しい街にならなくてはいけないと思います。