第9回 小樽市都市景観賞
平成8(1996)年
10月14日、小樽の歴史と自然を生かしたまちづくり景観審議会の発表した5件です。
市都市景観賞は美しい景観をつくり出している建物が対象で、市民や観光客からはがき168通の応募があり、推薦された建物86件から同審議会が2回の審査で5件に絞りました。
群来陣 (郷土料理店・祝津3丁目)

明治10年に建てられた市指定の歴史的建造物で旧白鳥家番屋。道内最古のニシン番やの一つです。市内の郷土料理店江差亭と同系列。
ペデルブルグ美術館 (旧拓銀小樽支店・色内1丁目)

大正期に建てられた旧北海道拓殖銀行を改造し作った「小樽ホテル」のあとを美術館として丸井今井グループがオープン、前回のシャガール展は好評でした。11月からは来春まで、「ヘルンヴァイン展」と国立ロシア美術館展「子供の世界」を開催。
オーベルジュ・セ・ラ・セゾン (レストラン&ホテル・張碓町)

札幌から小樽へ向かう国道5号線の銭箱を過ぎたあたりに建ってます。「オーベルジュ」とはフランス語でレストランに宿泊施設のある割烹旅館の意味。
ホテルノルド小樽 (ホテル・色内1丁目)

今年、小樽駅より下って、運河に出る直ぐ右手にオープンした運河周辺で一番大きなホテル。大きな吹き抜けの中庭は一度行ってみる価値はあります。
国道5号線砂留トンネルの壁画レリーフ (長橋2丁目)

写真では非常に見づらいですが、トンネルに入る左側に灯台、右側にイルカの壁画があります。普通、自動車で走り抜けるとほんの一瞬しか見れません。かといって脇に止める事も出来ません。見たい方は5号線からはずれてください。
市指定保存樹木には忍路1丁目のクロマツなどの8本で高さ二十数メートル、樹齢は250年以上。